前世療法とは?

一般的には、過去世の再体験により癒やしを提供するのが前世療法と言われていますが、JPRAでは、前世療法を

「前世療法とは、セラピストが、クライアントをリラックスした催眠状態に誘導した上で、その人に思い込みを生じさせた過去の体験を再体験することで、新しい視点を見つけ、自分自身の思い込みが自分の人生に反映されることに気づいてもらう療法」

と定義しています。

過去の記憶から、現在の問題を探る

前世療法は、クライアントを催眠状態に誘導した上で、前世に戻るように誘導し、現在の自分とは異なる前世の人生を体験していきます。今の自分が持つ課題や、問題と関係のある前世を体験することで、その前世の人生と今世にどんな繋がりがあるのか、またどんな課題を持っていたのか、その前世が、今の人生にどんな影響を及ぼしているのか、などを感じ、探求していきます。

人は、自分が感情的に傷ついた過去の体験に一人で戻るのが難しいものです。 ですから、ガイド役としてセラピストが安心、安全な環境を作り上げてサポートするのです。 

ポジティブな魂の本質を引き出し
行動変容を促す

クライアントの立場からすると、
「自分の悩みを生み出している考え方の大元になっている体験とその時の感情を癒すことで、自分の思い込みに気づき、新しい価値観へとシフトする療法」
と表現することもできます。
前世療法では、クライアントの中にある、エネルギッシュで、ポジティブな魂の本質を引き出し、希望通りの人生を実現する行動ができるように、励ましていきます。
そして、クライアントの今世での行動に変化を起こしていくのです。

大事なのはクライアントとの信頼関係

前世療法でこのような変化を起こすことができるのは、セラピストとクライアントとの間に、厚い信頼関係を築くことが前提です。
当協会の「前世療法セラピスト養成講座」では、セラピーを行う前の事前カウンセリングに力を入れています。
この事前カウンセリングを通じて、セラピストとクライアントが共にダンスを踊るように、息を合わせて、クライアントのより良い変化のために協力していくのです。
その結果、セラピストとクライアントは、互いに支え合う創造的なプロセスを共有するのです。そのようなかけがいのない体験としての前世療法ができるセラピストの養成を目指しています。

NLP・認知科学・コーチングの理論を活かしたカウンセリング方法

催眠というカテゴリーにこだわらず、私たちの潜在意識の働きを最適化するた目のプロセスには常に柔軟でありたいと考えています。 N L Pや認知行動療法の考え方など多岐に渡る学術領域から影響を受けています。また、コーチングという優れたサポート方法を長年にわたり研究してきましたので、事前面談では、コーチング的なアプローチができるようにカリキュラムの中に取り入れています。
前世療法を受けることで、クライアントや受講生さまの表情が生き生きと輝きだし、自己肯定感が高まり、人生がポジティブに変化していく姿を、見てきました。これこそが、セラピストの喜びであり、存在意義であると感じています。
この療法が日本中に広がることで、多くの方々の人生がより豊かなものになるように心から祈っています。